1選挙制度
[選挙に関する原則]
普通選挙:教養や財産にかかわらず、選挙権を全成年者に認める⇔制限選挙
平等選挙:数的価値の平等(一人1票)、投票価値の平等(議員定数不均衡の問題)
秘密選挙:投票内容を他人に明かさなくてよい
自由選挙:誰に投票するかの自由・選挙運動の自由
普通、平等、秘密選挙については憲法の明文で規定されている。
[選挙区制]
大選挙区制
内容:1選挙区から2名以上選出
長所:小政党も当選可能
短所:選挙民との接触小、選挙費用増大
日本での例:参議院地方区
小選挙区制
内容:1選挙区から1名選出
長所:選挙費用軽減、政局の安定
短所:死票が多い
日本での例:衆議院(小選挙区比例代表並列制を採用*)
比例代表制
内容:政党ごとの得票率に応じて議席を割り当て
長所:死票が少ない
短所:小党分立
日本での例:参議院比例区・衆議院*
2政党
[名望家政党と大衆政党]
名望家政党
内容:代議士も選挙民も教養と財産のある階層に限定
時期:近代初期
前提:制限選挙
大衆政党
内容:大衆に働きかけ支持を得る政党
時期:現代
前提:普通選挙
[政党の数]
一党制:中国、旧ソ連(共産党)
二大政党制:アメリカ(共和党と民主党)
多党分立制:フランス、ドイツ、イタリアなど
[圧力団体]
特殊利益(経済的・職業的利益)を実現するために結成された様々な社会集団
アメリカで発達
政権獲得を目的としない点で政党とは異なる
今回はここまで☆
次回「国際政治」お楽しみに!!!